高温ボアホールカメラ検層
現在検層業務で数多く使用されているボアホールカメラは耐熱温度が最大で50℃程度であるため、温泉・地熱井等の高温坑井内における長時間のカメラ検層業務は困難な状況でした。
今回開発されたボアホールカメラシステムは95℃程度の高温環境下でのカメラ検層を可能にしました。1,480mケーブル巻きウィンチに接続してカメラセンサーを降ろしますので、1,000m以上(最大1,400m程度まで)の大深度孔のカメラ検層も可能です。
地熱井内のスケール状況の確認や、温泉のメンテナンス前における孔内状況の確認などにご利用いただけると思います。水井戸内の調査・検層にも勿論使用可能です。
深度1,000m以上でも非常に鮮明で綺麗な映像データをリアルタイムで確認できるため、お客様からご好評を頂いております。映像データはDVDデータとしてお渡しさせていただきます。
※ボアホールカメラ検層は計測サービスのみのご提供で、販売及びリースは行っておりません。
主な使用用途
坑井内の内部状況の確認
温泉・地熱井のスケール状況の確認等
検層サービスについての資料
本検層サービスの資料は下記よりダウンロード可能です。
なお、資料はPDFファイルになっており、閲覧にはAdobe社のAcrobat Readerが必要です。
高温用ボアホールカメラ検層 カタログ
本製品の特長
- 従来は不可能だった坑内温度90~95℃の環境下で4時間程度の連続使用が可能。
- 1,400mまで測定可能な同軸ケーブルとウィンチを搭載
- カメラ径Φ75mmの為、Φ100mm~の孔径に対応 ⇒100Aケーシングから
- 直視・側視対応のカメラが付いており、測定時に切替が可能
- 非常に鮮明なカラー映像をご提供
製品導入のメリット
本製品をご利用いただくことにより下記のような効果が見込まれます。
- 井戸内のスケールの付着状況などが鮮明な映像で確認できる。
- スケールや鋼管破損状況をピンポイントで確認でき、効率的な補修・修繕工事が可能になる。
製品の仕様
本製品の仕様一覧になります。
| 1.カメラセンサ仕様 | |
|---|---|
| センサ外形 | φ75.0 mm × 1350mm |
| センサ材質 | ステンレス |
| 動作温度 | 0~95℃ |
| センサ重量(地上) | 約20.3kg |
| センサ重量(水中) | 約14.8kg |
| カメラ撮影素子 | 1/4 inch カラーCMOS |
| カメラレンズ方向 | 直視(下方)及び側視 切替え式 |
| 2.ウィンチユニット仕様 | |
| ウィンチ外形 | 900mm(W) × 1100mm(D) × 1000mm(H) |
| 電源 | 交流 三相200V |
| 重量 | 約770kg |
| ケーブル | アーマード同軸ケーブル 1,480m巻き |
| ウィンチ速度 | 最大 17m/min |
| 3.コントロールユニット | |
| 電源電圧 | 商用 AC100V |
| ユニット外形 | 480mm(W)×340mm(D)×150mm(H) |
| 映像方式 | NTSC |
| 画面表示項目 | 映像データ・深度[m]・温度[℃] |
| その他機能 | ライト調光機能付・深度プリセット機能付 |
| 4.その他構成 | |
| シーブ(エンコーダ付)・荷重計・測定用セントラライザー | |
| 5.搭載車(検層車) | |
| いすゞUT 2tトラック車 車内にシステム一式を搭載 | |
※仕様の詳細についてはカタログでご確認下さい。
費用
費用:別途お見積り(坑内仕様・測定場所等により変わります)
※お電話またはメールでお問合せ下さい。改めてお見積り申し上げます。
お問い合わせ
下記よりお気軽にお問い合わせください

