株式会社村田製作所

問題解決事例Case

お客様のご要望にお応えして弊社の製品をご提案・現場計測を実施した事例をいくつかご紹介させていただきます。

事例1大口径φ600mmの鋼管杭の傾斜測定

お客様 大手ゼネコンA社様
ご相談内容 橋脚等を建てる際の事前調査で地中に残置された鋼管杭が発見。
しかもその鋼管杭の直径が600mm(60cm)もある大口径の杭であり、その杭がほぼ鉛直に打設されているのか、傾斜がついているのか、あるいは途中で曲がったりしているのかが見当がつかない。
鋼管杭の傾斜及び方位の測定を実施可能な会社は無いか・・・?
↓
弊社の提案 弊社のジャイロシステムでの孔曲がり計測実施をご提案しました。

弊社は過去に同様の直径600mmの鋼管杭や直径1,000mmの鋼管杭の傾斜測定も実績が有りました。
特殊なセンタリング用の治具を開発し、それによりジャイロセンサのセンタリングを保持しながら深さ30m程度の鋼管杭の孔曲がり計測を実施。
秘密保持の為、写真等は掲載できませんが、かなりの再現性を有した孔曲がりデータが取得できました。

使用機器:村田式ジャイロシステム
結 果 孔曲がりデータ(表データ及びグラフデータ)をお渡しし、お客様も大変ご好評を頂きました。さらに現場で後日同様の鋼管杭が発見されたため、そちらについても全て測定を実施いたしました。

事例2埋設シールドの根入れ調査
対象物の埋設深度とボーリング探査孔からの距離を求めたい。

お客様 地質コンサルタントB社様
ご相談内容 シールドの埋設位置を特定するための根入れ調査を実施したい。
根入れ調査にはよく磁気探査が用いられるのは理解しているが、探査ボーリング孔からの距離もある程度正確に特定したいのだが・・・
↓
弊社の提案 磁気検層にてシールドの深度及び探査孔からの距離を解析しました。
また、ジャイロ孔曲がり測定器にて探査孔の孔曲がり変位を算出。磁気検層の解析結果に反映させました。


弊社の磁気検層機器(両コイル型磁気傾度計)は磁気反応波形から磁気異常物までの離隔を解析できます。
しかし、探査ボーリング孔の孔曲がりは無いと仮定した解析ですので、実施のボーリング孔曲がりを測定し変位量を磁気検層の解析に反映させ、データを提出しました。

埋設管等の根入れ調査時は対象の管を挟むようにして両側1本、もしくは2本毎にボーリングを行い、磁気検層やボアホールレーダー等を実施することが多いです。ですのでボーリング孔曲がりを考慮することで埋設位置の精度向上に役立ちます。
因みに弊社は、磁気検層と孔曲がり測定を自社で(他社に外注することなく)、同時に調査できる唯一の会社です。

使用機器:両コイル型磁気傾度計システム
使用機器:村田式ジャイロシステム
結 果 現場計測実施の数日後、まとめた報告書を提出させていただきました。ほぼ設計図面通りの結果であったとお客様もご満足頂けました。また計測会社への発注が弊社のみだった為、外注コストの圧縮にも成功された模様です。

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